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初めての・・・

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皆様こんにちは神奈川営業所の佐藤です。

今回は施工現場について書いてみました。

今まで色んな現場を経験してきましたが今回は初!の経験だったので書いてみたいと思います。

施工した現場は「道場」です。

柔道場・剣道場など色々な道場の種類がありますが古武術の道場なんです。

古武術? イマイチ・・イメージが・・という方も居ると思いますが日本古来の武技・武芸だそうです。居合と・・杖道・・精神統一の世界なんです。

工事はと言いますと諸事情により今まで使用していた道場を出ていかないといけなくなり新しい場所へ移転するという内容です。

こちらの年季の入った道場は50年程この地で営業しているとの事です。

この魂の籠った道場を移転致します。

道場という事でなかなか条件が合った場所が見つからずやった見つけたのが印刷工場として使用していた空き倉庫です。

先ずは解体から、EVも撤去して何もない状態からスタートです。

移転という事で休館する日程を最小限に抑えたいとのご要望で1ヵ月余りの工事期間となりました。

工事のポイントは「防音」となりました。

移転先としていい場所が見つかったのですが住宅街という点が懸念点となっていました。

武術の練習中は想像以上の居合の声・杖の打ち合いの音を発する為です。

近隣さんにも配慮して防音対策を完璧にする必要があります。

天井も壁も遮音ボード・遮音ウールを張り密閉した空間を作り上げます。

次に床の遮音問題です。

裸足での練習・・程よいクッション性・・遮音・・これを全て解決しないといけません。。

旧道場ではどうしてたのか・・?

なんとタイヤを敷き詰めて床下地としていたとの事です。タイヤの弾力性が程よく沈み良いクッションとなり音の軽減となっていたようです。

こんなイメージで床一面にタイヤを敷き詰めていた様です。

ですが今回は短い工期・・作業の効率性も考え見つけたのが道場専用の置床です。

作業性・・効果・・理にかなった商品なんです、この様な商品が出されているのは知りませんでした。

普通のマンションで使用する置床と変わらないように見えますが専用のゴムクッションと専用のパーチクルボードを使用する事でより高い遮音性を兼ね備えている様です。

そして工事は進み仕上げ作業へと入っていきます。

床材は素足にも優しい檜材を使用して使い込む程に床材の表面が変化して道場としての趣を作り上げていきます。

新しい武具掛け・道具掛け・技札・棚なども新調して生まれ変わりました。

壁にも板材を張り・・やはり畳もあるとアクセントして映えますね。

間接照明を施した控えめな看板も新設して・・・

消防検査もクリアして・・

短い工期でバタバタとしながらとなってしまいましたが懸念されていた問題点も無事クリアして新しい道場が生まれ変わりました!

勿論おかげ様で道場の方々にも好評で感動して頂きました。

これから先・・道場の皆様の魂と汗を注入して頂き何世代にも渡りこの道場が受け継がれていく事を思い描いています!

ビルドプロではこの様な特殊な工事でも対応可能ですのでご検討の案件ありましたら諦める前に先ずは一度ご相談してみて下さい。