鴨川にある某有名水族館に併設されているホテルの改修工事
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千葉営業所の安部です。
ちょうど新型コロナウィルスが流行り始めたころから
鴨川にある某有名水族館に併設されているホテルの改修工事の一部を下請けとして施工させてもらいました。
工事内容としては1階にある客室2室を従業員の更衣室に変更
ホテル内のレストランのサッシ交換に伴う内外装の改修と補修がメインでしたが
完了間近になって、外壁や軒天の部分解体、部分補修など工事が追加されました。
折角なので、工事の写真を乗せます。
更衣室への改修工事
客室の解体前の状況です。
和室の客室でした。内装を解体してみると
ブロックの壁がドーンと出てきました。
浴室もユニットバスではなかったので、天井裏の確認が出来なかったから、こんなになっているなんて想定できませんでした。
床下のコンクリートスラブの高さも非常に悪くて
床の高さを整えるためにモルタル打ちをして高さをある程度均一にしました。
3cmから4cmと厚みもあったのでレベラーではなくモルタル塗りです。
モルタルが乾いて軽天下地を組んで、ボードを張っていきます。
排気ダクトも元々のダクトを利用して配管もしておきます。
仕上げのチョット前です。
壁はクロスを貼りました。
床は長尺シート(店舗用、重歩行)です。
照明とダクトなどを取り付けて完了です。
レストランのサッシ交換は、ホテル全体でもサッシ交換自体は施工していたのですが、全体的にはカバー工法でサイズ変更はなかったようです。
消防法の関係で、レストランの部分だけはガラスの大きさが小さくなるので、サッシの下の部分に腰壁を造作するとのことでした。
元請けさんの方でサッシの取り付け施工は別会社さんに依頼されていたので、当社は、既存サッシの撤去と内外装の仕上げになりました。
内装の方は、軽量鉄骨のC型チャンネルと新規サッシまで取り付けてもらってから
窓枠の取り付け、軽天下地組、ボード貼り、内装腰壁貼り付け、クロス仕上げとなります。
既存柱には既存の腰壁が残ってます。
新規取り付けの腰壁は既存の物よりも背の低い商品でしたが、特注にはせず、高さの違う腰壁にて取り付けました。
オーナーさんのOKを貰ってからの施工です。
内部はこんな感じです。照明がついていないのでちょっと暗めです。
外壁は鉄骨下地でしたが、サイディング張とのことで指定が有りました。
鉄骨下地でサイディングなので、下地に強化ボードと耐火パネルを入れ込み、防水シートを張ってからサイディングの無塗装板を横張にしました。
サッシ廻りには防水テープをしっかり貼り付けました。
サイディング材は窓下の微妙な高さのところで連結となってしまうので、引掛け金具が片側にしか使えず高さを合わせるためにスペーサーとして下地材を使いました。
既存の柱との取り合いもサイディング用のハットを入れ込み変性シリコンを打ちました。
外壁の塗装は元請けさんが別会社に依頼しているので、塗装が出来るようにしておきました。
塗装が終わるとさすがにキレイになっていました。
この他に、スロープを作ったり、サッシ下の水切りを付けたりしました。
工事完了間際になってから、急に外壁や軒天の補修が出ました。
どうやら、塗装をしようとして洗浄をしたところ、下地の鉄骨が錆びていたらしく
外壁の一部がボロッと取れたらしく、追加工事で外壁の補修、補強の一部をお手伝いしました。
外壁の部分解体と軒天張替え、笠木板金交換の写真は以下です。
現場的には毎日、小旅行のような距離を走って現場に向かってましたが
やっぱり海が気持ち良かったので、景色が良いとずいぶん気持ちが違うなと実感しました。
また次回は別の現場を乗せますね。
内装でもリフォームでもどんな工事でもお任せください。