“Spice スパイス!”
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うまいもの大好きな、経営管理部 小宮です。ビルドプロのブログ、初登場です。
簡単に自己紹介と思いましたが、それは、退屈でしょうから、スパイスの話。
スパイスというのは、植物から採取される調味料の一種で、料理に香りや辛味、色などを加えるために使われるものの総称です。日本語では「香辛料」とも呼ばれていますね。
スパイスには多くの種類があり、コショウ胡椒、クミン、シナモン、ナツメグ、コリアンダーなど。みなさんは、コショウ以外で、使いこなしているスパイスは、ありますか?スパイスは料理を美味しくしたり、風味を豊かにするだけでなく、食欲を増進させたり、臭みを消す効果もあります。
・ハーブとスパイス
広義で捉えるとスパイスの種類は、かなり幅が広いです。スパイス売り場で見かけるハーブ類、例えばオレガノやバジルなどは、スパイスに含まれるのでしょうか?その答えは、Yesでもあり、Noでもあります。スパイスとハーブには、厳密にはその差に定義がありません。ヨーロッパでは、自家栽培できるのがハーブと分類しているようです。
・古代から愛用されてきたスパイス
スパイスと人間との関係は、奥がかなり深いんです。古代エジプト時代にはガーリックやシナモン、クローブなどが、生活に取り入れられていたという記録が残っているようです。当時は食用としてだけでなく、薬用としても多く用いられていて、日本でも奈良・平安時代には、山椒や山葵、大葉など、日本特有のスパイスが用いられていたという記録が残っています。さらに正倉院の御物の中に、胡椒やクローブ、シナモンなどが残されています。日本では主に、薬用として使われていましたが、江戸時代には、七味唐辛子が誕生し食用としての利用が広がりました。
・スパイスと戦争
スパイスを巡った戦争は、世界中で数多く起こっています。というのも古く、世界を圧巻してきたヨーロッパ諸国は、日本同様スパイスが収穫しにくい地域。そこでスパイスを手に入れるために、原産国の多くである東洋への侵略を繰り返したと言われています。当時、スパイスは希少価値がかなり高く、高額で取引をされていました。
・単一品種のスパイス
日本で最も身近な香辛料といえば、コショウです。ちなみにコショウは、熱帯性の多年生つる生植物につく実を乾燥させたものです。単一品種の樹皮や種子、実や根などで作られるスパイスは、コショウを筆頭に、アニス、クミン、カルダモン、ナツメグ、スターアニス、コリアンダーシード、シナモンなどがあります。それぞれホールと言って原形のままで売られているもの、粗挽きになっているもの、パウダーになっているものがあります。
・ミックススパイス
いくつかのスパイスをあらかじめミックスしてあるものもあります。例えば、カレーパウダーやガラムマサラ、チリパウダー、五香粉などが、ミックススパイスです。これはブランドによって配合の割合が違いますので、自分の好みのミックススパイスを見つけてみてください。
さて、なんでこんなにスパイスの話をしたのか。それは、自分が、食道楽で美味しいものが大好きだからです。そして、スパイスの知識を得ることによって、少しでも皆さんの食生活が豊かになり、そして、健康寿命を延ばせるのではないかと、真剣に考えています。肉料理やパスタに、すりたてのブラックペッパーをかけると、料理がグレードアップしませんか?もともとスパイシーなカレーや、フライドチキンなどに、コリアンダーパウダーを一振りするだけで、自分のお気に入りのテイストに大変身するかもですよ。
昨今の温暖化で、日本で作れるスパイスの種類も増えてきています。また、円安の影響で輸入スパイスのコストは上がっています。ビジネスチャンスとしても、注目しています。
もしかしたら、ドラゴンスパイスというブランドで、近い将来お目にかかるかもしれませんよ。お楽しみに。(文:小宮正克)